mae

【完成】OBの皆様の本の感想→所属サークルの話

はじめまして。mae(klis20)です。

klis Advent Calendar 2021 - Adventar 5日目の記事を書かせていただきます。

よろしくお願いします。

 

自己紹介

maeと申します。klis20の代でアドカレは今回が初参加です。

昨年のアドカレに同期の友人が記事を書いているのを見て面白そうだな〜と思っていたので、勢いで登録してしまいました。

klis関連の組織にはけっこう所属している方です。が、身バレがすぎるのでとりあえず内緒。

所属サークルは筑波大学吹奏楽団(以下吹団)です。学指揮やってます。

また、12/12(日)に開催される第86回定期演奏会に参加します。

ありがたいことにチケットが完売済です。がんばります。

 

お詫び

スケジュール管理に失敗し、設定していた日を大幅に過ぎてしまいました。すみませんでした。以下、12/7(水)時点で載せていた概要です。

OBの皆様の本の感想

klis08有志の皆様が文学フリマで頒布された「卒業後文集」の冒頭+最初の方の文章を読ませていただく機会がありました。

本が手元にないため記憶違いがあるかもしれないのですがどうしても感想が書きたく、この場をお借りします。

なお、編集担当のkyun様(https://twitter.com/heart_kyun2)に感想の掲載許可をいただきました。御礼申し上げます。

所属サークルの話

「卒業後文集」のある一節を読み楽器の演奏や学指揮っていいな!と思えたので、そこから最近の吹団の活動を通して思ったことを書こうと思います。

それでは本編へ。

「卒業後文集」を読んで

今回感想を書く本はこちら。

klis08の有志のみなさまが卒業後10年の節目に出されたアンソロジーです。

内容は目次のとおり幅広く、アドカレと似たものを感じますね。

とある機会がありこちらを冒頭部分だけ読ませていただきました。

正直ちょっと泣いた。

突然なんでだよってなると思います。書きます。

①関係性とコンセプトへの憧れ!

 まず、卒業してから10年経っても学類の仲間との関わりが続いてることって、しかもお互いに文章書いて本の中で集まれるってとっても素敵じゃないですか?!

 私は良いなと思いました。将来のことはわからないけど今の友達とはこれからも仲良くしたい、と思っている私にとっては寄稿者のみなさんのことが素敵に映りました。

 それに、仲のいい相手であってもあまりお互いの文章を読む機会ってないじゃないですか。それを一挙に集める、しかも卒業していろいろな分野に散らばった人たちの話なんて……楽しそうな企画だなと! 大変かもしれないですが自分もやってみたくなりました。

 なんとなく、卒業してもklis20と仲良くいられるんじゃないか?とちょっと希望が見えたんです。同期も見る場所で何言ってんだって感じかもしれませんが。

はい次!!!

②将来のイメージが0→1になった

 先のことがあまりにも考えられず、自分は卒業したらどうなるんだろう?という不安が常にどこかにありました。「卒業後の進路」などデータで見てもどこか他人事のような感じでした。

 ですがこの本を知って、実際にklisのOB・OGの書いた文章を読んで、大学卒業後もそのまま人生って続くんだなと気づけたんです。

 正直今でも後先考えず、ひたすら大学生をやっている感覚だということには変わりません。でも、手に職をつけて社会人として生活している先輩方がいることを実感できただけで、自分は卒業したらどうなるんだろう?という不安がちょっとだけ軽くなりました。

 ここまでほとんど文章の内容に触れていないのですが次は触れます。

③創作の楽しさを思い出した

 時間の都合で本文は第1章の第1節「頼む、本を出してくれ」*1しか読むことができなかったのですが、これが本当に私に刺さりました。著者のびよ様に大感謝です。

 大変恐縮ですが内容を記憶の範囲でまとめてしまうと、これはびよ様ご自身が文学フリマに本を出したきっかけの話と読者へのメッセージでした。

 「絵が描けなくて楽器ができなくても文章は書ける。『創作しないと生きていけない』ような特別な人じゃなくても創作して良い。あなたの感性が好きだから本として形に残してほしい」といった内容が特に印象に残っています。

 この、「本は形に残る」という内容を最初に見たとき、吹団の定期演奏会の練習真っ最中の私は「演奏会ってめっちゃ形に残るんじゃないか?」と発想が飛びました。

1. 形に残る表現

 先に公式Twitterのツイートを掲載したように、吹団の演奏会は大ホールをとってお客さんを入れて、多くの人を巻き込んで開催します。音楽自体は形に残らないけれど、パンフレットやチラシなら形で残るし、なんだったらサークルの歴史の一部分になります。

 そして、気になってはじめから文章を読み返していたら、楽器も絵や文章と同じような創作の手段であるように書かれていて、はっとしました。

 ふだん奏者として楽譜を追って吹いたり、指揮者としてひたすら合奏で気になる部分を探したりしているうちに忘れかけていましたが、どちらもそれが本来の目的なんじゃなくて、美しいな、いいなと思う音楽をつくるための手段なんだよなと思い出しました。

 そう考えると、創作の一つとして楽器の演奏ができるのってそれだけで素敵なんだなって。あと、能力はともかく曲を指揮する権利をもらえるのってすごい(?)ことだなって。

 自分が日常の節目の一つとして考えていた演奏会は、それだけじゃなくて本のように表現を形に残すものなんじゃないか? と思ったんです。だいぶ大きくて楽しいことをしている実感が湧いてきました。

2. だれがやってもいい

 さらに、どんな人でも創作して良いんだという話に勇気をもらいました。

 サークル内には、楽器が吹けないと辛い・いつでも吹いていたいというタイプの方も何人かいます。私はそれが羨ましかった!

 私は1年以上楽器が吹けない期間があっても平気だったし、正直今ですらシンプルに楽器を吹きたいという気持ちは薄い方の人間です。

 吹けないと辛いような人に比べて愛が浅いし、ましてこれで指揮なんてしていいのか? とずっと悩んでいました。

 でも、いまの文章の創作の世界だったら「1回だけ書いてみた」ような人の作品が山ほどあって、そういう作品でも素敵なんだ、といった趣旨のことが書かれていて、誰でも創作する権利があるっていう当たり前のことに気づいたんです。

 特別じゃない自分でも、愛が深くなくても、楽器や音楽が楽しいならそれでいいじゃん? と気が楽になりました。

 あとは「あなたの感性が好き」って言葉にも救われた気がします。技術的には未熟でも私の感性が誰かに好きになってもらえたら嬉しいかなと思いました。

まとめ

 卒業後も交流が続いているklisOBの皆さんの存在を知ったことや創作に関するメッセージを受け取ったことでこんなにも心境の変化がありました。

 出会えて良かったなと思います!ありがとうございました。

ところで!

筑波大生の皆さん、こちらの本は図情図書館に収蔵されています!(2021/12/9)

気軽に読めるのでぜひに。

じっくり読みたい方は…

在庫が若干部あるとのことです。ご希望の方はkyun様(@heart_kyun2)にDMを送りましょう。送料込み1500円で入手可能だそうです。学外の方手元におきたい筑波大生はぜひ! 私も送っていただくことにしました。

twitter.com

最後に!

どうにか定演までに書きたいと思い作業時間を生み出したものの、何と出来上がりが前日!!アドカレの決まりも破りまくっていてすみませんでした!!

それでもここまで読んでくださった皆さんに感謝です。ありがとうございました。

定演がんばります!!

*1:びよ. “頼む、本を出してくれ”. 卒業後文集 : 知識情報・図書館学類08年度入学/10年度三編生. きゅん編. klis08s, 2021, p.8-11.